まんぷく第五週の感想やあらすじは?再放送や動画も!


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25話あらすじ

昭和20年8月15日、終戦を迎えました。秋になり、学童疎開していた子供たちが大阪に戻ってきました。克子姉ちゃんも4人の子供と共に大阪に戻ります。福ちゃん達も大阪に戻りますが、萬平さんの会社も、福ちゃんと萬平さんの住んでいた家も、鈴さんの家も跡形もなく焼けていました。3人は克子姉ちゃんの家に居候することに。食べるものも無いので、福ちゃんと萬平さんは上郡に調達に。克子姉ちゃんは鈴さんと闇市に買い出しに出かけます。闇市では、日用品が信じられない高値で売られていました。福ちゃんと萬平さんは、何とかお米を分けて貰い大阪に帰ってきます。帰り道、行列のできていたラーメン屋台に並びます。順番が来て、出されたラーメンは具の何も入っていない物でした。しかし、その美味しいこと!「人の幸せは食べることなんですね。」実感!ふと隣に目をやると、歯医者の牧さん・恵さん夫婦が!偶然の再会に大喜びの福ちゃんなのでした。

感想

上郡で食糧を分けてもらい大阪へ帰る汽車の中。萬平さんは自分に非力さを嘆き福ちゃんに詫びます。福ちゃんは言います。「あなたはいつか、とんでもない事をやり遂げます。私の旦那様はそういう人なんです。」確信を持って言い切る福ちゃん。心に思っていること、願っていることを口に出して言う事、それはとても重要かもしれません。言い切ることで、目標が明確になり、何に対して頑張ればいいか、方向が定まる。そして、一緒に頑張るパートナーがいたら、その原動力は何倍にもなるはずです。あと、気になったのは鈴さんの闇市での台詞。「これまでは外国と戦ってきたのに、戦争に負けたら今度は日本人同士で戦わないといけないの?」日本の勝利を信じて疑わなかった多くのひとが、とまどいと不安を感じている。そんな人たちを代表して鈴さんのこの台詞があるような気がします。

26話あらすじ

苦しい生活が続く中、克子姉ちゃんの子供たちは靴磨きをしてお金を稼ぎます。子供たちにお金を渡された克子姉ちゃんは、複雑な思いで涙するのでした。それを聞いた鈴さんは、「萬平さん!何とかして下さい!」と詰め寄るのでした。その後も相変わらずすいとんの食事に不満を言う子供たち。ようやく鈴さんが自分の着物を売る決心をします。闇市に着物を売りに出かけた福ちゃんと鈴さん。値段の交渉で揉めている所に割って入ってきたのは?何と、世良さんでした。世良さんは、戦後の混乱の中、逞しく商売をしていました。家に連れてきて、再会した萬平さんに世良さんは落胆したように言います。「僕は残念やで。立花くんが不公平の負け組でくすぶってんのが。」そして「はよ出てこい!発明家の立花君!」そう言って立ち去ります。その夜、福ちゃんが闇市で見た「皆、焼け出されてハンコもなくて自分が何者なのか証明できなくて困ってる」という話から、萬平さんはハンコを作って売ることを思いついたのでした。

感想

今日は、松下奈緒さんの演技が良かった。子供の親を思う気持ちが嬉しい反面、親として、子供に不自由をさせている情けない思い。そんな母親をみごとに演じてみえたと思います。あと、久しぶりの世良さん登場ですね。桐谷健太さんは、こういう癖のある役がぴったりですね。時代の流れにみごとに順応するバイタリティーは凄いです。単なるお調子者だという印象でしたが、なかなか頭もよさそうですね。この先、萬平さんの人生にどう絡んでくるのか気になる所です。もう一人気になる人が。克子姉ちゃんの長女役の岸井ゆきのさん。年齢的には無理がある~でも不思議と浮いてなかった。身長が148センチと低いせいもあるんでしょうか?童顔だし。

27話あらすじ

萬平さんの発案で、家族総出でハンコ作りが始まりました。萬平さんの読みが当たり大繁盛!福ちゃんは「やっぱり萬平さんは発明家です!」と嬉しそう。萬平さんは「おまえのお陰だ、福子。おまえがいてくれたから思いついたんだ」と答えるのでした。夜、福ちゃんが克子姉ちゃんの所に行くと、克子姉ちゃんは泣いていました。「克彦さんは何故ここにいないの?」福ちゃんは一生懸命励まします。鈴さんと萬平さんに克子姉ちゃんが泣いていた話をすると鈴さんは「そっとしておくのが一番なのよ。人の事など気にしてないで、もっと大事な事があるでしょ?早く子供を作りなさい」と言いだし、福ちゃんと口げんかになってしまいます。怒って部屋をでていき、その日から忠彦さんのアトリエで寝る鈴さん。ハンコ屋は順調です。お客さんの中に、女学校時代の友達・としちゃんも!嬉しい再会です。その夜、沢山の注文に皆、大忙しのなか、福ちゃんの提案で言葉遊びが始まります。こんな大変な時代でも、笑いの絶えない家族なのでした。そんな夜の事。鈴さんが寝ているアトリエに忍び込んでくる人影が!事件の予感です。

感想

克子姉ちゃんは、いつも凛として、動じなくてと言う印象でした。今日の放送では、いつもは見せない克子姉ちゃんの表情が垣間見えました。長女のたきちゃんは、きっとそんなお母さんの悩みをわかっていたようなきがします。これから、母親を支えるしっかり者に育っていくのでしょう。愛菜ちゃんがナレーションで言っていたように、福ちゃんたちは、この時代では恵まれていた方だったんだと思います。それでも、この先の生活は保障されているわけではありません。ハンコの次の秘策はあるのでしょうか?

28話あらすじ

皆が寝静まった夜、男が忍び込んできました。家の奥まで進みお金を物色していると、鈴さんがどすの利いた声で「何をしているのー!」すりこ木を手に泥棒に詰め寄り、騒ぎに皆も起きてきてあっという間にお縄になりました。神部茂と名乗ったその男は、ハンコの注文で行列ができているのを見て、忍び込もうと決めたといいます。身の上を聞いてみると確かに気の毒ではありましたが。すると突然倒れてしまいます。お腹がすいていたようで、すいとんを掻き込むようにたべるのでした。次の朝、神部さんの姿がないと思いきや、ご飯のお礼にと掃除をしているのでした。そしてお礼を言って立ち去っていきました。そして事件は再び!またまた、アトリエに忍び込む人影!何と、忠彦さんが帰ってきたのでした。泣いて喜ぶ克子姉ちゃん。朝、子供たちもお父さんの姿に大喜び。皆で万歳三唱が始まるのでした。そこになんと神部さんも、庭先から万歳を叫んでいます。

感想

泥棒に入った神部さんは、何とも情けない泥棒でした。それに比べて鈴さんの勇ましい事!「私は武士の娘です!」の決まり文句は伊達ではなかったということですね。そしてやっとご帰還の忠彦さん。「まだ信じられない。生きて帰ってこられたのが。」「戦争は、地獄や」体験者ならではの重みのある台詞です。神部さん、憎めない愛されキャラですね。

29話あらすじ

忠彦さんが帰ってきました。皆は相変わらずハンコ作り。「僕は何をやったらいいのかな?」忠彦さんは言いますが「貴方は今まで通り、絵を描いててください」と克子姉ちゃん。アトリエに入った忠彦さんのようすが変です。「やっぱり僕も手伝います。今は絵なんか描いてる場合じゃない」するといつの間にか上り込んでいた神部さんが「僕も手伝います」鈴さん「あなたは出て行け!」そこへ子供たちが、やることがないと言ってきます。克子ねえちゃん「じゃあ勉強しなさい」すかさず神部さん「俺が教えます!」実は神部さん、大阪帝大を出ていたのでした。子供たちに勉強を教える様子をみて、神部さんを置いてやることにした福ちゃんたち。そして、忠彦さんの告白。実は戦地で目を負傷し、色の判別がつかなくなってしまったのです。「画家はやめる」そういう忠彦さんに克子姉ちゃんは掛けることばもありません。季節は冬へと移っていました。闇市には、さまざまな境遇の人たちが集まっていました。あるひ、福ちゃんと萬平さんは、闇市で見覚えのある人をみつけます。萬平さんを裏切った加治谷さんでした。彼はすっかり落ちぶれてハーモニカを吹いてお金をもらっていました。そんな彼を見て萬平さんは「もういい。福子、帰ろう」と立ち去ります。その夜、お風呂に入っている萬平さんに、福ちゃんは加治谷さんのことは本当にもう何も思ってないのか?と尋ねます。「世の中には人を恨む事で頑張れる人間というのが居るのかもしれない。でも僕はそうじゃない」そして「福子、おまえだって加治谷さんが可愛そうだと思ってるんじゃないのか?」福ちゃんは、萬平さんの言葉を聞いて、もう何も言うまいと思うのでした。そして萬平さんは、神部さんに加治谷さんへの伝言を託します。「諦めないで、どうか生き抜いて下さい。貴方の人生の主役は貴方なんですから」そして渡された袋に入っていたのは「加治谷」と彫られたハンコでした。加治谷さんは心から「済まん立花君。おおきに、おおきに!」と泣くのでした。

感想

本当に、福ちゃん達は人が良すぎます!得体のしれない神部さんを受け入れちゃったり、加治谷さんを許したり。でも、萬平さんが言っていたように、人を恨むことで頑張れる人間にはなりたくないですね。それに神部さん、この先きっと助けになる人物なきがします。人がいいだけでなく、人を見る目もあるんじゃないでしょうか。加治谷さんも、心から悪いと思い、萬平さんにしたことを悔いていたようにみえました。

30話あらすじ

忠彦さんは無事に復員しましたが、目の負傷で画家を辞めるといいます。その夜、福ちゃんは忠彦さんの思いを萬平さんに重ね合わせます。「今は食べるためにハンコを作ってるけど、ほんまのあなたは違うでしょ?萬平さんは発明家」そのハンコ屋も、儲かるとわかって同業者がたくさん現れ、売り上げが減っていました。一方で忠彦さんは、絵をどうしても忘れられず「やっぱり僕は描きたいんや!」と、今描ける絵で画家を続けたいと克子姉ちゃんに謝ります。「許すもなにも、あなたは画家やないですか」克子姉ちゃんは笑顔で答えます。萬平さんは、世良さんからの情報で克子姉ちゃんの家を出て泉大津に行く決断をし、福ちゃんも賛成します。最初は驚いたものの、最後には二人の再出発を笑顔で送り出してくれる克子姉ちゃんたちなのでした。

感想

いつの時代も、新しいことをするのは勇気がいります。心で思っていても、行動に移すのはなかなか容易なことではありません。ましてや、成功が約束されているわけでもないんですから。現在と終戦直後の生活を比べるのは無理があるとは思いますが、人を思う気持ちは同じです。この時の萬平さんの勇気と、それを支える福ちゃんの献身のお陰で、私たちはおいしいラーメンが食べられるのですね。来週のふたりから目が離せませんね。

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