安倍総理の黄色い羽根の意味は何?期間はいつまで?募金活動も!


テレビを見ていると、安倍総理の会見が始まったのですが、胸元に「黄色い羽根」のピンバッジ?がついていました。「赤い羽根」や「緑の羽根」は、ある時期になると募金運動が始まったりするので、見聞きすることが多かったのですが、黄色い羽根ってあまり見かけたことはないですよね?ネットを見ても「黄色い羽根って何?」との疑問が多かったので、意味や期間など気になることを調べてみました。


目次

安倍総理の黄色い羽根の意味は何?

ツイッターによると、安倍総理がつけていた「黄色い羽根」は法務省が推奨している「 社会を明るくする運動」というキャンペーンが由来となっていました。「社会を明るくする運動」って筆者自身あまり聞いたことがないのですが、そもそもどういう運動なのでしょうか?

社会を明るくする運動とは?

「社会を明るくする運動」は、昭和24年7月1日に施行された「犯罪者予防更生法」が発端になります。戦後間もない日本では街にたくさんの戦災孤児が溢れていました。そんな子供たちの将来を危惧していた東京・銀座の商店街の有志が、この法律の思想に感銘を受け、施行後すぐに「犯罪者予防更生法実施記念フェアー(銀座フェアー)」を自主的にスタートさせました。

その後、銀座フェアーを通じて、「犯罪の防止と犯罪をした人たちの立ち直りには、一般市民の理解と協力が不可欠」という認識を深めた法務府(現在の法務省)が、銀座フェアーの啓発運動を全国に広めることを目的に、「 社会を明るくする運動」との名称で強化月間をスタートさせました。

社会を明るくする運動の具体的な活動は?

社会を明るくする運動の具体的な活動ですが

・街頭広報、ポスターの掲出、新聞やテレビ等の広報活動
・その年の「行動目標」を明示し、犯罪や非行のない街づくりに取り組む
・全国の小中学校で「社会を明るくする運動作文コンテスト」を開催

など、強化月間の期間中は全国各地で広報活動などが開催され、広く国民にも知れ渡る流れになります。お子さんがいらっしゃるご家庭では、夏休みの宿題などで作文コンテストの課題を目にされる機会もありそうですね。

黄色い羽根の由来は?

なぜ黄色い羽根が使われるようになったか、その由来についてですが、長崎県の地区保護司会が「幸せの黄色い羽根」を考案し、それが元になり全国普及に繋がるようになりました。「黄色は幸せの象徴」という言葉がありますが、黄色い色を見ているだけで心がぽかぽかと温かくなってきますよね!

社会を明るくする運動には、更生ペンギンの「ホゴちゃん」と「サラちゃん」という、かわいらしいマスコットキャラクターも存在しています。ペンギンたちも黄色い羽根を持ってアピールに頑張っています!

 

 

ホゴちゃんの「昔はワルだった」という設定がちょっと衝撃的だったのですが・・・過去に過ちを犯してしまった人たちが、ホゴちゃんのように明るく前向きな人生を送れるように温かい街づくりに貢献したいなと思った筆者でした。

 

社会を明るくする運動の強化期間はいつまで?

社会を明るくする運動の強化期間は、 毎年7月1日〜31日までになります。この期間中は各地で街灯活動などの啓蒙活動が活発に行われます。

2019年度の社会を明るくする運動の詳細はこちら

強化期間中は社会を明るくする運動のアピールも兼ねて、閣僚の関係者を含めて黄色い羽根を付けています。閣僚の関係者は黄色い羽根だけではなく「赤い羽根」や「緑の羽根」を付けている姿を良く目にしますね。

 

 

参考までに、赤い羽根募金や緑の羽根募金の期間ですが

【赤い羽根募金】
目的・・・災害・被災地支援など
期間・・・10月1日から翌年3月31日までの6か月間

【緑の羽根募金】
目的・・・国土緑化支援など
期間・・・2月から5月、9月から10月の年2回

赤や緑の羽根の知名度に比べると、黄色い羽根の普及はまだ広がっていないように感じますが、黄色い羽根=社会を明るくする運動と広く国民に知れ渡って欲しいですね。

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黄色い羽根の募金活動の内容は?

赤と緑の羽根と同じように、黄色い羽根にも募金活動があるのか調べてみたところ、社会を明るくする運動の主体元である法務省では、募金活動は行なっていません。ですが、各自治体によっては、更生保護施設入所者の更生と自立を目的として、社会を明るくする運動の募金活動行なっているところもあります。

また、ネットで調べてみると、社会を明るくする運動とは別の機関ですが、「公益財団法人静岡県腎臓バンク」が主催する「 移植医療の普及を呼びかけ全国展開された募金運動」も、黄色い羽根募金として活動を行なっています。

黄色い羽根募金の詳細はこちらから

移植医療の普及を呼びかけた募金運動自体、筆者自身も初めて耳にしました。一つでも多くの生命が救われることを願うばかりです。

まとめ

安倍総理が付けていた黄色い羽根についてまとめてきましたが、社会を明るくする運動について、認識を深めるきっかけとなりました。

国民に選ばれた閣僚の関係者が黄色い羽根を付けている以上は、閣僚一人一人が社会を明るくする活動をしてくれるよう、国民自身が監視をしていかねばなりません。

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