昭和45年5月。まんぷくラーメン発売から11年。
発売から、売り上げが軌道に乗るまでには、色々な事がありました。
まずは、初めてみる即席ラーメンなる物を世間がなかなか受け入れてくれず、認知されてからは類似品に悩まされ。
周りのみんなのサポートもあって、会社は大きく成長したようです。
さて、今週の萬平さんには、どんな出来事が起こるのでしょうか?
まんぷく128話あらすじ
昭和45年、大阪万博が行われ、世界中から大勢の人が大阪を訪れていました。
まんぷくラーメンがヒットして、また昔の我が家に引っ越した立花家。萬平さんは、朝からまんぷくラーメンを食べています。
まんぷくラーメンが、身体に良い事を証明する義務があると言って、11年間朝食はまんぷくラーメンです。
まんぷく食品の社員となった源君もお父さんに言われて毎朝まんぷくラーメンが朝食です。少しも飽きないと言う萬平さんですが、源君は「さすがに飽きるよ」
幸ちゃんは、大学生になりました。鈴さんは「大学を卒業したら大きな会社の人とお見合い結婚するのよ」そう言われた幸ちゃんは「はいはい」
いつも、言われ慣れているみたいです。
まんぷく食品は、大きなビルを所有する会社に成長しました。真一さんは専務、森本さんは製造部部長、岡さんは営業部部長、そして神部さんは商品開発部部長です。
幹部会議では、同じ業界の会社の倒産の新聞記事が話題になっていました。今や即席ラーメン工業協会に所属する会社は350を超えています。即席ラーメン市場はこれ以上の成長が望めない中、開発能力のない会社は潰れていくのです。
萬平さんは、まんぷくラーメンを超える商品を開発しなければいけないと言います。「アイデアを出し続けるんだ。全社一丸となって」
タカちゃんは、息子のダイスケ君が学校で問題を起こして、再三呼び出されていました。なかなか大物のようです。
忠彦さんは、初めての弟子をとったみたいです。画家として頑張っているようです。
福ちゃんは白薔薇で、ハナちゃん・トシちゃんとお茶をしています。福ちゃんは、ハナちゃんに聞かれて、源ちゃんがまんぷく食品に入ったいきさつを話します。学生運動をしていて就職活動に乗り遅れた源ちゃんは、父親に泣きついたのでした。
萬平さんの元には、世良さんが来ていました。同じ社長さんでも、萬平さんと世良さんは、かなり感じが違います。
世良さんは、親友だから言わせてもらうと前置きをして、このままではまんぷく食品は危ないといいます。「まんぷくラーメンのような画期的な商品を開発しないといかん」
萬平さんは、世良さんの言葉を聞きながら、社内会議での自分の発言を思い出していました。世良さんも同じことを思っていたのです。
「もう一花咲かせてみろ、立花君」
その夜、萬平さんは福ちゃんに世良さんに言われたことを話します。
「画期的な商品を開発しろと言われた」自分はもう60歳、もう引退だという萬平さん。でも福ちゃんは「考えてみたらどうですか?」
萬平さんが、引退なんか考えていない事を指摘します。まだまだ出来る。わたしの旦那様はそういう人です、と言い切る福ちゃん。
萬平さんは、そんな福ちゃんの言葉に背中を押されたように見えました。
感想
いきなり11年が経ってしまった!
まんぷく食品は、なんと立派なビルを建てたのでしょう!社員も沢山いて、当初のメンバーもそれぞれ出世したみたいですね。
ところで、岡さん・森本さんと吉乃ちゃんの関係は一体どうなったのでしょうか?今日の放送では、何も語られていませんでした。
11年も経ったのだから、吉乃ちゃんはどちらかと結婚したのか、どちかも振られたのか?とても気になります。
それと、11年も経ったのに、みんな少しも変わってない!源ちゃん・幸ちゃんはさすがに成長したけど、タカちゃんなんかそのままです!もう少し大人になってほしいなあ。
まんぷく129話あらすじ
福ちゃんは萬平さんに、世の中の皆が吃驚してパアッと笑顔になるような物を発明して欲しいと言います。そこには、源ちゃんの母親としての思いもありました。
源ちゃんは、まんぷくラーメンを発明した時のことを覚えていないと言うのでした。福ちゃんは、萬平さんがどれだけ大変な思いをして発明したか、そして完成した時、どれだけ嬉しかったかを源ちゃんに教えたいのでした。
萬平さんは、新商品を発明したいものの、アイデアが浮かばずに悩んでいました。すると、福ちゃんは二年前にアメリカにまんぷくラーメンを売りに行った時の話を始めます。福ちゃんも付いていったのです。
まんぷくラーメンは、丼と箸さえあれば、お湯を注いでその場で食べられる商品ですが、アメリカには丼も箸もなかったのです。そんなことも忘れていた自分たちが可笑しくて、思い出して笑う福ちゃん。
その時アメリカ人は、紙コップにまんぷくラーメンを砕いて入れ、そこにお湯を注いで試食していたのでした。萬平さんはそのことを思い出します。
「福子!お前は凄いな!凄いよ!」萬平さんの顔がパアッと明るくなりました。福ちゃんのお陰で閃いたのです。
萬平さんは、早速みんなに自分の閃きを話します。最初から容器に入ったラーメンの開発です。これなら丼は要りません。神部さんに、商品開発部の若手社員を集めるように指示します。若い方が、柔軟な発想力があると思ったのです。
吉乃ちゃんは、岡さんと結婚したようです。森本さんも結婚して、今では家族ぐるみで仲良くしているようです。
忠彦さんの新しいお弟子さんは、忠彦さんが臨時講師をしていた美術大学を出ていました。そこで忠彦さんに憧れてやってきたのでした。
いまや忠彦さんは、画伯と呼ばれるほどになっていました。白薔薇にも忠彦さんの絵が飾られていました。お客さんに「30万で譲ってくれ」と頼まれるほどの人気画家なのでした。
神部さんは、開発チームに源ちゃんを入れようと考えていました。萬平さんに気を使っての抜擢ではなく、源ちゃんを育てたいと思ったからでした。神部さんは、そんな自分のきもちを福ちゃんには分かってもらいたくて、電話で報告します。
福ちゃんは、神部さんに感謝します。そして、それはこちらから頼みたいと思っていたことだと言います。萬平さんが何かに打ち込む姿を、源に見せてやって欲しいと、神部さんに頼むのでした。
社長室に、開発チームに選ばれたメンバーが集められました。萬平さんは、新商品の大まかな構想を話します。
最初から容器に入っているラーメンという事、中身はまんぷラーメンとは違う物にする事。今決まっていることはこれだけでした。
「既成概念を捨てろ!今までの常識に捉われるな!」
そして、最後にニッコリ笑って「君たちなら出来る!」というのでした。
福ちゃんも、幸せそうに言うのでした。「何て楽しみ!萬平さんと源が一緒になって新しいものを作るやなんて!」
感想
さあ、また次の発明に向かって走り始めましたね。
源ちゃんは、開発チームに選ばれたことを余り喜んでいるようには見えません。単なる配置換えぐらいのつもりなんでしょうか?
そんな考えでは、この先大変な思いをすることになります。何しろ萬平さんは妥協をしない人です。覚悟と熱意をもった人でないとやっていけません。
源ちゃんの顔が、本気で開発にあたろうというキリッといた顔に変わっていきますように。
吉乃ちゃんは、岡さんを選んだのですね。その辺の経緯はどうなっているのか知りたいですね。この後おいおい分かってくるのかな?
まんぷく130話あらすじ
萬平さんは、新しい商品作りに取り組み始めました。
鈴さんと、家でラーメンの開発はしないという約束をしたはずの萬平さんでしたが、そんな約束は無駄でした。福ちゃんも一緒になって、自宅の台所でスープ作りの毎日です。
台所を占領されて、鈴さんはおかんむり。萬平さんに苦情を言いますが無駄でした。
源ちゃんは、会社で開発チームの一員として働いていました。萬平さんが家でスープ作りをしていると聞いた社員から「手伝わなくていいのか?」と聞かれます。自分は特別扱いはされないし、家でまで仕事をしたくないと答えます。
会社には、世良さんが来ていました。真一さんたちに、萬平さんが作ろうとしている新商品についての意見をしに来たのでした。萬平さんが考えている商品は、誰もイメージできていない事を心配します。真一さんに、社長の暴走を止めるよう言いますが、社員揃って「無理です!」
萬平さんは、一旦走り出したら誰にも止められません。それは世良さんもわかっていました。「失敗する。絶対失敗する」力なく呟くだけでした。
立花家の台所では、なかなか思った味が出来ない萬平さん。福ちゃんは、萬平さんがこうやって頑張っている姿を源ちゃんに見せたかったのですが、萬平さんは、特別扱いはしないといいます。ただ、自分から手伝いたいといってくれば別だとも。
忠彦さんの弟子の名木さんは、自分が描いた絵を見て欲しいと言います。快く見せてもらった忠彦さんでしたが、その絵は忠彦さんの絵を殆ど真似たものでした。自分のテーマを見つけるようにとアドバイスした忠彦さんでしたが、名木さんは、泣き出して飛び出して行ってしまいました。
萬平さんが台所を占領して一週間。ようやく美味しいスープが出来ました。福ちゃんと萬平さんが喜んでいると、台所がずっと使えなくて不満な鈴さんが、今日こそはハッキリさせようとやってきます。
福ちゃんは、文句を言おうとする鈴さんに、強引にスープの味見を頼みます。いやいやながらもスープを飲む鈴さんでしたが、その美味しさに思わず笑顔になります。
鈴さんの様子をみた萬平さんは「やった!」とガッツポーズ!
会社にスープを持って行った萬平さん。開発チームのみんなに、そのスープをエキスにするように言います。萬平さんのスピードに付いていけない神部さんたち。まだ、容器さえどうするか決まっていないのでした。
「何をやってるんだ君たちは」萬平さんはチームを、スープエキス・容器・麺の三つに分けるよう指示します。「もたもたするな!」
その中で、源ちゃんの顔が変わって行きます。完成したスープが衝撃だったのです。
感想
萬平さんのぶれない仕事の仕方が、源ちゃんを変えていくような気がした今日の放送でした。
仕事を家に持ち込むのが嫌な気持ちはわかります。ましてや、会社の上司が自分の父親では、仕事とプライベートの区別がつかなくなってしまします。
でも、尊敬できる上司が父親だったら、最も間近で勉強できるというラッキーな環境という事になります。
あとは本人のやる気次第。源ちゃんは、きっと成長していってくれると思います。応援しましょう。
まんぷく131話あらすじ
萬平さんの指令のもと、新しいラーメンの開発が始まりました。
新しい商品の呼び方は、取り敢えず「カップ麺」という事にしました。世良さんは、あくまで「そんな物は売れない!」と反対します。
しかし、新しいスープを味見して「美味すぎる!」と驚きます。折角こんな美味しいスープが出来たならスープを売ったらいいと言います。
萬平さんは、家でなくても食べられる、歩きながらでも食べられる、そんなラーメンを作ると言います。値段は100円。まんぷくラーメンが20円なのでかなり高い印象ですが、それだけの価値があるものを作ると言うのです。日本の食文化を変える、画期的な発明を目指しているのです。
福ちゃんは、お弁当を忘れた源ちゃんの職場にやってきました。源ちゃんは神部さんと一緒に、容器の開発をしていました。軽くて丈夫で耐熱性のある素材は、なかなか見つからなくて苦労していました。
スープエキスと新しい麺の開発も、同じように難しく、みんな苦労していました。
その夜、新しい商品の開発が大変だということを、福ちゃんは萬平さんと話していると、萬平さんは「福子が社員になってくれたら」と言います。萬平さんの気持ちが一番分かっているのは福ちゃんなのですから。
流石にそれは出来ません。福ちゃんは、萬平さんを手伝いたくて仕方ないのですが、若手中心の開発チームなのだから、チームのみんなを信じてやらないといけないのです。福ちゃんは、家で出来る事があったら手伝わせてほしいと萬平さんに頼むのでした。
その夜中、萬平さんは「思いついた!」と言っては何やらメモをすると言う事を繰り返していました。思いついたのは、新しい商品の名前でした。
「まんぷくヌードル」というのが新商品の名前でした。世界を視野に入れたネーミングでした。
忠彦さんの新しい弟子の名木さんは、忠彦さんに自分の作品を否定されたことがきっかけで、来なくなってしまいました。克子姉ちゃんたちは、そんなことで負けてしまう名木さんを嘆くのでした。
萬平さんと源ちゃんが帰宅すると、家には数人の外国人が。幸ちゃんが、万博に行って知り合った人たちをいきなり連れてきたのでした。
「丁度いい。源、用意しよう」萬平さんは、その人たちに新しいラーメンを試食してもらおうと考えたのでした。
三分たって「さあ、どうぞ」
しかし、外国には麺をすするという文化がないので、麺が長すぎて食べにくそうです。熱いスープも慣れていない様子でした。
「不味いぞ」萬平さんは、大問題に直面しました。まんぷくヌードルは、海外販売を視野に入れた商品だったのです。
感想
新しい商品の形が見えてきました。カップヌードルの登場ですね。
世良さんに、完成した今のカップヌードルを持って行って食べさせてあげたい!そうしたらまんぷくラーメンの時のように「売らせて下さい」と頭を下げる事間違いなしですよね。
でも、そうなるまでには、まだまだ沢山の壁を越えなければいけないようです。新しい物を作り出すというのは、本当に大変な事なのですね。
まんぷく132話あらすじ
萬平さんは、幸ちゃんが連れてきた外国人の友達が、まんぷくヌードルを食べにくそうにしていたのを見て、麺の長さを半分にすることを決めます。
源ちゃんは、大問題というほどの事ではないと言いますが、それに気づくかどうかが大事なのだと萬平さんは言います。
一方、カップ・麺・スープエキスの開発は、萬平さんが思ったようには進んでいません。「必ず解決策はある!絶対に諦めるな!」萬平さんはチームのみんなを叱咤激励して出て行きました。
残されたみんなは、新しい発想が次々出てくる萬平さんに、感心するばかりでした。でも、感心してる場合ではないのです。「社長は僕たちに期待してくれてる。頑張ろう」神部さんは言いますが、麺担当の久坂さんの表情は曇ったまま。久坂さんは、いずれは医薬品を作るというので入社したのだと言います。「仕事はしますよ。社員ですから」そう言いながらも、そこに熱意は感じられません。
萬平さんは、麺のサンプルを持って帰宅しました。福ちゃんに協力してもらって、麺を揚げる最適な温度と時間を見つけようというのです。
仕事を家に持ち込まないという約束があったので、鈴さんは猛抗議しますが、全く聞き入れられず、克子姉ちゃんの家に行って愚痴を言います。当然、克子姉ちゃんたちが味方になってくれる訳はありません。鈴さんは、萬平さんのことだけでなく、幸ちゃんの事も心配だと言います。万博で知り合った外国人から電話があったのだと言います。
鈴さんは、そのレオナルドと幸ちゃんが付きあっているのだと言います。「もし結婚するなんて言いだしたらどうするの?!」みんなは考えすぎだとか、幸ちゃんももう大人なんだからとか言いますが、鈴さんは「福子といい、もうなんでこんなに悩ましいことばかり!」と頭をかかえてしまいます。
香田家のみんなも、それぞれに悩みを抱えていて、鈴さんの相手どころではないようです。克子ねえちゃんに「わざわざ家にきて愚痴らないで!」と言われてしまいました。
そこへ、無断で休んでいた名木さんがやってきました。今まで伸ばしていた髪をバッサリ切ってきました。また頑張るという名木さんでしたが、決意を語るうちにまた泣き出してしまうのでした。
白薔薇には、幸ちゃんがレオナルドを連れてやってきました。初めて連れてきた男性が外国人だというので、アキラさんもしのぶさんも吃驚です。
立花家の台所では、萬平さんと福ちゃんが、麺の揚げ方に苦戦していました。大量の失敗作を前に考える二人。
源ちゃんは、そんな二人の様子みて何か思ったようですが、声をかけることはありませんでした。
福ちゃんは、自分が天ぷらを揚げるときの話をします。何かのヒントになれば、と言う思いからです。萬平さんは、福ちゃんの「浮かび上がる」と言う言葉からヒントを得たようです。
麺の量を少しだけ減らして型に入れ「これで揚げてみよう」
二人は、期待を込めて揚がって行く麺を見つめるのでした。
感想
まんぷくラーメンも、まんぷくヌードルも、本当に萬平さんと福ちゃんの二人三脚で出来上がったというのがよくわかります。
その苦労は大変なものだったと思いますが、萬平さんと一緒に麺を揚げている福ちゃんは、とても楽しそう。新しい物を作り出すってことは、なんかワクワクしますね。
そして、それを分かち合える人がいるというのが、とても幸せなことだと思います。お互いに尊敬しあえる関係だからこその二人なんですね。
源ちゃんは、何を思ったのでしょうか?源ちゃんの表情が気になります。
まんぷく133話あらすじ
麺の量を少し減らして揚げてみた萬平さん。天ぷらを揚げるときの要領で、泡が変わった所で取り出します。割ってみると「出来ましたね、萬平さん!」中まで火が通っていました。
断面を見てみると、上と下では密度が違っていました。麺の量を減らしたことでこういう形になったのでした。
萬平さんは、開発チームのみんなに上手く揚がった麺をみせて説明します。密度が違うことで、お湯を注いだときに中で対流が起きて、麺が戻りやすくなるという利点も産まれました。
感心するメンバーに、萬平さんはそれぞれの作業がどうなっているか聞きます。みな、進展していませんでした。
萬平さんは思わず怒鳴ります。「君たちは真剣に仕事に取り組んでるのか!?」来週までにサンプルを出すようにいって出て行きました。
残されたメンバーからは、不満がもれます。萬平さんのスピードにはついて行けないのです。それに、社長のようにラーメンのことばかりは考えていられないのでした。
鈴さんは、幸ちゃんがレオナルドと会っているのだと福ちゃんに話していました。幸ちゃんが心配でたまらないのです。福ちゃんは、聞き流しています。そこへ真一さんがやってきました。
会社の雰囲気が良くないと相談にきたのです。新商品の開発が思うようにいっていないと言います。萬平さんの要求に付いていけないのです。
真一さんは、社員の士気が下がってしまうのを心配して、福ちゃんから萬平さんに一言言って欲しいと言うのでした。
その日は源ちゃんが一人で帰宅しました。萬平さんはまだ会社の研究室に籠っていると言います。
疲れたように座り込む源ちゃん。「つくづく凄いと思うよ、まんぷくラーメンは」源ちゃんは、今の思いを話します。お父さんは天才だと。天才の考えに付いていくなんて、僕には無理だと言います。
福ちゃんは、そんな息子の言葉を聞いて思わず怒ります。
萬平さんは天才ですが、それでも考えて考えて考え抜いてまんぷくラーメンを作ったのです。源ちゃんは、そんな父親を凄いと言って、自分が頑張るということから逃げているのです。
「言い訳にしか聞こえない」福ちゃんにそう言われて、源ちゃんは出て行ってしまいました。
夜になって、福ちゃんは源ちゃんを叱った事をはなします。でも、源ちゃんの気持ちもわかると言います。
昔、ダネイホンを作っていた時の事。社員の不満に萬平さんは気が付かず、会社がバラバラになりそうになった事がありました。福ちゃんは、今の萬平さんが、あの時と似ているというのでした。
今の萬平さんは、仕事の事で頭が一杯になっています。開発が遅れていることでイライラしています。
福ちゃんは、源ちゃんが弱音を吐いたのは、自分の甘さと仕事の厳しさに気が付いたのだと言います。それは、萬平さんの期待に応えたいと思ったからだとも。不甲斐ない自分に腹が立っているからこその弱音だったのです。
福ちゃんは、萬平さんが足を止めてやるべきだと言います。
萬平さんは、少し考えて言いました。「僕が教えられるのは、仕事に対する姿勢だけだ」
次の日、萬平さんは開発チームを前に話しかけます。
まんぷくヌードルがいかに画期的な商品であるかを説明します。まんぷくヌードルのカップは、保存容器・調理器・食器の三つの役割をします。そんな商品は今までになかったのです。
そんな画期的な商品が作れる優秀な人材として集められたのが君達なのだと言います。「急がなくていい。じっくり考えてくれ」
穏やかに話す萬平さんに、みんなの顔から硬さも消えていきました。
「みんなで、まんぷくヌードルを一緒に作ろう」
感想
開発チームは、やっと一つになりました。これからは、一人一人の力が何倍にも発揮されることでしょう。
そうなったのも、やはり福ちゃんの助言のお陰。
でも、会社の窮状を知らせてくれたのは、真一さん。真一さんのお陰でもありますね。
子供の成長は、親にとっては嬉しいものですが、それは心配なことでもあります。福ちゃんのように、いつもは見守るだけで、ここぞという時にアドバイスするというのが理想ですが、現実はなかなか思うようにいきません。
子育ては、自分も一緒に育ててもらっていると言う事だと思います。子育てを終わった今だから言えることでもあります。
ただただ精一杯でした。みんなそうですよね。正しいかどうかなんてわからないから、不安にもなるし。
源ちゃんが、どう変わっていくのか、楽しみです。
まとめ
まんぷくヌードルの開発は、なかなか思うように進みません。
萬平さんは、自分のペースがみんなよりずっと早いと言う事に気が付いていません。出来ない人のきもちが、理解できないのです。
そんな萬平さんを、冷静にさせてくれるのはやはり福ちゃんでした。
萬平さんも、福ちゃんには、全幅の信頼を寄せているのです。福ちゃんが萬平さんを尊敬しているからこそ、萬平さんは聞く耳をもってくれます。
来週は、どこまでまんぷくヌードルの開発が進むのでしょうか?
そして、源ちゃんの活躍は見られるのでしょうか?
またまた楽しみな来週の放送です。
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