まんぷく第20週あらすじと感想


萬平さんのラーメン作りは難航していました。

生地に味付けするのはやめて、スープエキスに浸けてみたり、サッとくぐらせてにたり。何とか、食べられるラーメンはできました。

次は、どうやって保存できる商品にするか。試行錯誤を繰り返して、次に萬平さんが閃いた方法とは?今度は上手くいくのでしょうか?


目次

まんぷく110話あらすじ

夕食の天ぷらを作っている福ちゃんを見て、萬平さんは閃きます。

これだ!天ぷらだ福子!」萬平さんは、そう叫んでまた研究所に行ってしまいました。福ちゃんには訳がわかりません。

子供たちに天ぷらを出して、先に食べているように言って、福ちゃんは萬平さんを手伝いに行きます。

萬平さんは、海老を揚げている時に出ていた「泡」に注目したのでした。その泡は「水分」です。油で揚げることによって、水分が出ているのです。そこで、ラーメンの水分を蒸発させるには、揚げたらどうかと考えたのです

さっそく、蒸してエキスをかけたラーメンを油で揚げてみました。そして、そのラーメンにお湯をかけてみます。

三分待ってみると、ラーメンはちゃんとあげる前の状態に戻っていました。上手くいったのか?二人が食べてみると、美味しいではありませんか

福ちゃんは思わず子供たちを呼んで、そのラーメンを食べさせます。源ちゃんも幸ちゃんも「美味しい!」「もっと食べたい!」と大喜び。

萬平さん!これは、遂に、完成ですね!?」

福ちゃんは万歳を叫ばんばかりに興奮して言いますが、萬平さんはぶつぶつ何か言っています。「どうして油で揚げると、お湯をかけて元に戻るんだ?どうして!?」

香田家では、吉乃ちゃんが結局岡さんたちと映画に行かなかったことが話題になっていました。吉乃ちゃんは、萬平さんのラーメン作りが気になって仕方がないのです。

みんなもそれは同じです。みんな、萬平さんを応援したいと思っているのでした。鈴さんだけは、今でも止めて欲しいと思っているようですが。

そこに萬平さんから電話がかかってきます。萬平さんは、以前ダネイホンを作った時に協力してもらった近江谷先生に連絡を取って欲しいと、神部さんに言ってきました。

三日後、近江谷先生が福ちゃんの家にやってきました。

萬平さんは、麺を油で揚げてから、お湯をかけると元に戻るのはどうしてなのかを先生に教えてもらおうと呼んだのでした。

顕微鏡で麺を見ていた先生は「これは・・・麺が多孔質化している」と言います。萬平さんも、先生に促されて顕微鏡を覗きます。すると、麺の断面にはいくつかの穴がありました。

麺を油で揚げることによって、中の水分が蒸発して麺に空洞が出来たのです。お湯をかけると、その穴にお湯が入り込み、麺が元に戻ったのでした。萬平さんが高野豆腐に着目したのは、間違いではなかったのでした。

「それにしても、麺を油で揚げるなんて、よく思いつきましたねえ。画期的な発明ですよ」近江谷先生も嬉しそうに言います。

「とうとう完成ですね!」福ちゃんも喜んで言います。

しかし、萬平さんは「完成?何を言ってるんだ。これからだよ。ねえ先生?」近江谷先生も「はい!これからです」そして二人で高らかに笑うのでした。

いよいよ完成と思った福ちゃんはあっけにとられてしまいます。

立花家の家計は苦しく、福ちゃんの収入だけでは生活費が底をつき始めていたのです。「どうしよう・・・」さすがの福ちゃんも頭を抱えるのでした。

 

感想

それそれ!チキンラーメンではないですか!

ここから、完成までには一体なにが必要なんですか?

たしかに、生産方法とか、包装の仕方とか、売る為にはまだまだ問題は山積みです。でも、ラーメンそのものは「完成」で良いじゃないですか!

福ちゃんと一緒に「完成だ!」って喜んであげて欲しかったな。

先日、息子夫婦がチキンラーメン作りを体験してきたそうです。「まんぷく」で放送していた通りの作り方だったようです。ひよこの三角巾を付けて楽しそうに作っている写真も見せてもらいました。

そんな体験が出来るのも、大変な努力のお陰なんですね。

 

まんぷく111話あらすじ

近江谷先生から萬平さんのラーメンの事を聞いて、神部さんがやってきました。「ラーメンが完成したって聞きました!画期的な発明だって!」

まだ完成ではないと、福ちゃんは神部さんを研究所に案内します。萬平さんは、ラーメンを揚げる時に使う金枠を作っていました。

ラーメンをこのまま油に入れると広がってしまうので、枠に入れて揚げようと言うのです。出来上がった金枠に麺を入れて蓋をし、油に入れます。

一回目、形は四角くて良かったものの、油の温度が高すぎて中は上手く揚がっていましたが、表面は黒焦げに。失敗です。

そのころ、香田家では、鈴さんが吉乃ちゃんにお見合い写真を見せていました。大企業に勤めている人だと言います。

お見合いはいやだと言う吉乃ちゃん。岡さんたちではダメだと言う鈴さん。神部さんも、岡さんたちと同じ会社なのですが「この会社と比べたら、月とすっぽん」と容赦ありません。

萬平さんは、今度は油の温度を低くしてもう一度試してみます。今度は、かなり色が薄い。お湯をかけて食べてみますが、美味しくありませんでした。水分が抜けきってないようです。

神部さんの残念そうな顔をみて、福ちゃんは「こんな失敗はしょっちゅう」と言います。しかし、神部さんは残念がっていたのではなくて、失敗作でもいいので、食べてみたかっただけでした。

最初に揚げた黒焦げの麺を指さして「こっちの麺を食べさして下さい!」と懇願するのでした。

いやあ~美味かった!香ばしくて腰があって、チキンスープも絶品で」神部さんは、白薔薇で興奮して話します。みんなが羨ましがります。「萬平さんは完璧主義者だから、ちゃんと完成するまでは誰にも食べさせません」自分だけが食べさせてもらえたのが自慢なのです。

世良さんは「神部君の味覚なんてあてにならない」と言います。そもそも、油で揚げたラーメンなんて気持ち悪くて食べたくないと言うのでした。

神部さんは、家に帰ってからも「いやあ~美味かった」と同じセリフを言います。みんなのリアクションも同じ。「私らはご相伴にあずかられへんの?」さっきと同じ?気づいた神部さんに鈴さんが「繁さんの味覚はあてにならへん。そもそも油で揚げたラーメンなんて、気持ち悪くて食べたくない」と止めの一言。

萬平さんの試行錯誤は続きました。金型の形を色々工夫したり、麺の長さを変えてみたりしましたが上手くいきません。

そんな時、真一さんが訪ねてきました。萬平さんのラーメン作りが難航していると聞いて、真一さんは立花家の家計を心配してくれます。福ちゃんは、真一さんに家計が苦しい事を正直に話します。

僕が出せる額なら、幾らでも貸すよ」真一さんはそう言ってくれました。福ちゃんは一旦は辞退しますが、真一さんは「萬平くんのラーメン作りを少しでも応援したい」と言うのでした。

その代り、開発途中のラーメンを試食させてほしいと言われて、福ちゃんは研究所に真一さんを連れて行きます。

萬平さんも、真一さんからお金を借りる事になったと聞いて「今から作りますから待っていて下さい」と言います。

萬平さんは、金型に入れる前に麺を手で揉んで縮れ麺にします。油の温度は150度、時間は2分。揚がったら丼に入れてお湯を注ぎ3分待ちます。

ようやく出来上がったラーメンを三人で試食します。

「美味いよ!」「今までで一番美味しい!」

「これでほんとのほんとに完成ですね!?」福ちゃんも喜びますが、萬平さんはの答えは「いや、もう一度生地から作り直す」という驚きの物でした。

油で揚げて戻したとき、一番美味しい麺になるよう逆算して考えるんです

 

感想

萬平さんは、本当に完璧主義者なんですね。普通は、あれだけ美味しい!なんて言われたら、それで満足してしまうものだと思います。

でも、何十年経った今でも愛され続けている理由がそこにあるのでしょう。

今週の放送は、見ているとラーメンが食べたくなりませんか?

そして、吉乃ちゃんのお見合いは実現するのでしょうか?鈴さんのことだから、何とか吉乃ちゃんを説き伏せて、お見合いまで持って行くような気がします。その時、岡さん・森本さんはどうする?

色々好奇心がそそられる今週の放送です。

 

まんぷく112話あらすじ

もう一度生地から作り直す

萬平さんは、油で揚げて戻したときに、一番美味しくなる麺を作ろうと、生地から改めて研究し始めました。

かん水と食塩の量を変えたり、麺の太さや蒸し時間・スープエキスの濃さ・麺を乾燥させる陰干しの時間等、色々変えて試してみました。試食は福ちゃんの役目です。

麺の材料・練り水・麺の太さと長さ・一食あたりの麺の本数・蒸し時間・乾燥の仕方・油の温度と時間。これらすべてを細かく設定して、遂に一番美味しい麺が完成しました。

福ちゃんは「と、いう事は・・・完成?・・・」期待を持って萬平さんを見ますが?「・・・じゃない!」と言われてしまいました。

白薔薇では、吉乃ちゃんが岡さん・森本さんとお茶を飲んでいました。今日こそ映画に行こうとしている男性陣でしたが、吉乃ちゃんの興味はタカちゃんの出産と萬平さんのラーメン作りにありました。

その様子をカウンターから見ているアキラさんとしのぶさん。「今日もあかんわ」どうやら、男性陣の押しが弱くて、話が進展しないようです。

萬平さんの研究は続いていました。今度は、麺をどの油で揚げるかということです。一晩試した結果、福ちゃんが「これです!」と言ったのは、ごま油でした。萬平さんも納得の結果です。

萬平さん、出来ました、ね?」福ちゃんの問いかけに「出来た!福子!」萬平さんはニッコリ笑って遂に出来たことを認めたのでした。

完成したラーメンを持って、萬平さんは香田家に、福ちゃんは白薔薇に向かいました。それぞれみんなに試食してもらおうと言うのです。

今まで見たこともない、四角くて茶色い物体に、みんなは「これがラーメン?」「これにお湯をかけたらラーメンになるの?」と半信半疑です。

萬平さんと福ちゃんは、このラーメンの五つの条件を話しながら麺にお湯をかけます。

美味しい事・便利な事・常温で保存がきく事・安い事・安全な事

そして、もう一つ条件を加えました。それは、試食してくれた人全員が「美味しい」と言ってくれる事でした。

運命の時がやってきました。

みんなは、食べ始めるとすぐに「美味しい」「うまい!」と大絶賛。どんどん箸が進みます。

問題は、鈴さんと世良さんでした。黙って箸を動かす2人。散々ケチをつけていた2人でしたが、口から出た言葉は「美味しい!」

福ちゃんは、白薔薇で試食した全員が「美味しい」と言ってくれたことを香田家の萬平さんに電話で報告します。萬平さんも、香田家の全員が「美味しい」と言ってくれたと話します。

今度こそ、完成だ!完成だ!」

萬平さんは、嬉しさのあまり叫び回り、みんなも「万歳!」と祝福します。白薔薇でも「万歳!」が始まりました。

その夜、立花家では子供たちも完成したラーメンを食べていました。源ちゃんも幸ちゃんも「美味しい!」と大喜びです。

次は、ラーメンに名前を付けようという萬平さん。福ちゃんは、暫く考えて「 まんぷくラーメン」とつぶやきます。「美味しいラーメン食べてお腹が一杯になればみんなが幸せになります」

すると源ちゃんが「あ~! 萬平と福子でまんぷくラーメン!」と言いだします。何と!源ちゃんが思いついたことで、みんな一気に盛り上がり「まんぷくラーメン」で決まりとなりました。

「こんばんわ」真一さんが、忠彦さんからの知らせで駆け付けてくれました。早速ラーメンを食べた真一さん。「美味いよ、萬平君。凄い物を作ったな!」そう言って、黙り込んでしまった真一さん。何だか考え込んでいるようです。

 

感想

「まんぷくラーメン」遂に完成です。

それにしても、福ちゃんはよく飽きもせず、ラーメンを食べまくりましたね。少しづつ味は変わっていたでしょうが、その味の違いはだんだん分からなくなったりしなかったのかと、少々疑問ですが。

それはそうと、福ちゃんのラーメンの啜り方、凄く美味しそうですね。思い切りよく、結構な量をズズズッと啜ります。他の人達とは全然違う食べ方です。そのあたりも、安藤さくらさんの光る演技力なのかなって思います。

さて、真一さんは何を考えているのでしょうか?

萬平さんと福ちゃんにとって、何かとてもいい事のような気がします。明日がまた楽しみです。

 

まんぷく113話あらすじ

とうとう新しいラーメンが完成しました。

その夜、立花家を訪れてそのラーメンを食べた真一さんは、難しい顔で何かを考えていました。何があったのか?心配する萬平さんと福ちゃん。

僕は信用組合を辞める」真一さんは突然言いだします。突然の話に驚く萬平さんと福ちゃんでした。

まんぷくラーメンは、大変な発明だ。今から会社を作るべきだ、萬平くん!」真一さんは、その会社に入って萬平さんを手伝うというのです。

萬平さんは慌てます。福ちゃんも、それは気が早いと言いますが、真一さんは本気です。「 まんぷくラーメンは食の革命だよ。すぐに量産体制に入るべきだ」そう力説する真一さん。

しかし、真一さんには家族がいます。それに、まんぷくラーメンはまだ出来立てほやほや。これからどうするかを、しっかり考えるので少し待ってほしいと説得すると、真一さんも分かってくれました。「そうしたら、取り敢えず今の仕事は辞めずに萬平くんの仕事を手伝うよ」

真一さんの熱意に負けて、萬平さんは有難く好意に甘えることにします。

そこへやってきたのは世良さんです。世良さんも、まんぷくラーメンの素晴らしさにじっとしていられなかったのです。

無理やり上り込むと「まんぷくラーメンは、僕が売ったる」と言いだします。福ちゃんは、以前から世良さんが萬平さんの開発を馬鹿にしていたのが面白くありませんでした。

「そんなん絶対無理やて、萬平君にいっとけ」「萬平さんはきっと完成させます。その時世良さんは、僕が悪かった。そのラーメン僕に売らせてくれって言うんやわ」そんなやり取りがあったことを話す福ちゃんに、世良さんの顔色が変わります。まずいな~

自分の非を認めない世良さんに、福ちゃんは「まんぷくラーメンの販売は別の人に」と言います。それを聞いた世良さんは慌てます。そして、しぶしぶ自分が悪かったと認め「僕に売らせて下さい」と頭をさげます。

萬平さんも福ちゃんも、してやったり、と笑いあいます。「じゃあ、売らせてあげます~」

萬平さんは、まんぷくラーメンをセロハン紙の袋に入れて売ることを考え、その袋のデザインを忠彦さんに頼むことにしました。忠彦さんは一旦は断りますが、萬平さんのたっての希望に答えることにしました。

白薔薇では、吉乃ちゃんが岡さん・森本さんと会っていました。まんぷくラーメンが完成したことで、吉乃ちゃんは「今日はどんな映画に連れて行ってくれるの?」やっとこの日が来ました!しかし、時代劇は嫌い、怖いのはイヤ、と言うので決まりません。

香田家では、忠彦さんが頼まれた包装デザインがなかなか決まらないと話していました。ああだこうだ言っていると、急にタカちゃんが産気づきます。

無事に産まれた赤ちゃんを見ていると、突然忠彦さんが閃き、一気にデザインは出来上がりました。

そのデザインを見たみんなは、一目で気に入ります。忠彦さんが「取りあえず」と書き込んだ社名「 まんぷく食品」もそのまま採用となりました。

そして一週間後、大量のパッケージが出来上がってきました。

いよいよラーメン作りだ!」

 

感想

真一さんも、萬平さんと物作りをしたいと思っていたのですね。

力強い味方です。

素敵な包装デザインも出来上がり、さあ出航といった所でしょうか。

これからまた、新たな挑戦が始まります。

 

まんぷく114話あらすじ

いよいよラーメンを本格的に作る事になり、福ちゃんは白薔薇での仕事を辞める事になりました。

アキラさんもしのぶさんも、気持ちよく送り出してくれました。最後お給料は、いつもより沢山入れてくれたようです。

萬平さんは、真一さん・福ちゃんを前に、ラーメン作りの工程を確認していきます。

製麺から袋詰めまでの一連の流れを説明したところで、具体的な作業分担の話に入ります。

スープエキスは企業秘密なので、自分たちで作ります。麺作りは大変なので、本職の製麺所に依頼することにしました。

その他の作業はすべて自宅の台所や研究所でやることに。

大量生産するためには、一連の工程を複数の人間が流れ作業で行うことが必要になります。スープエキス作りから陰干しまでは福ちゃんともう一人、麺を油で揚げるのは萬平さん、袋詰めは子供たちともう一人。二人の助けが必要ということです。

福ちゃんは萬平さんと一緒に、克子姉ちゃんの所に相談に行きます。

神部さんが真っ先に手をあげますが、当然みんなから止められます。赤ちゃんが産まれたばかりなのです。同じ理由で克子姉ちゃんも手伝えません。忠彦さんも自分の仕事があるので無理。

吉乃ちゃんが「仕事が終わったあとなら、手伝えます」と言ってくれましたが、昼間に手伝える人間が必要です。みんなの視線は鈴さんに。

「私は武士の娘です。武士の娘がラーメンを作るやなんて」そう言っていた鈴さんでしたが、みんなにあれやこれやと言われ、萬平さん・福ちゃんに頭を下げられ、結局手伝う事になりました。

割烹着を着て「私は何をすればいいの?」と鈴さん。福ちゃんは、まずは麺をもみ込んで縮れ麺にすると説明します。鈴さんは、傍らにある大量の麺に「これ全部を?」と目を丸くします。

次は、麺を蒸しますが、当然大量の麺。「これ全部を?」またもや吃驚。

蒸しあがった麺に、スープエキスをかけるのですが、当然大量の麺。

「目標は、一日400食」さらりと言ってのける福ちゃんでした。

陰干しした麺を、油で揚げるのを初めてみた鈴さんは「ほんとに麺を揚げてるわ」驚きの連続です。

しかし、驚いてる場合ではないのです。福ちゃんたちの作業は延々と続きました。三時になると、学校から帰った子供たちが袋詰めを手伝います。夕方になると、真一さんと吉乃ちゃんが来てくれて、子供たちと交代します。

こんな日が、一週間、二週間と続いていきました。

みんなの頑張りで、なんと五千袋のラーメンができました。世良さんが、大急百貨店にまんぷくラーメンを扱ってもらうよう交渉してくれています。「8月中には発売したい

問題は、値段です。「10円でと考えてる」という萬平さんに、世良さんは「アホぬかすな!まんぷくラーメンは画期的な商品なんだ。40円の価値はある!」

「安いということが条件なんです」と譲らない萬平さん。「お湯をかけるだけ、という手軽さも売っている」という世良さん。

真一さんが「では、間を取って 20円ではどうだろう」と妥協案を出して「主婦は20円なら買うかなあ?福ちゃん?」真一さんは、奥で片付けをしていて福ちゃんに問いかけます。

その時、 福ちゃんが突然倒れてしまいました。意識を失った福ちゃんを前に萬平さんは福ちゃんの名前を呼ぶのでした。

 

感想

さあ、これから!という時に、福ちゃんが倒れてしまいました。

福ちゃんは、働きすぎなんですね。いくら体が丈夫といったって、限度というものがあるのですから。

いつの時代も、主婦は頑張りすぎる傾向にあるかなと思います。夫の健康、子供の健康には気を配っても、自分のことはあまり気にしません。自分は大丈夫と、タカをくくっている所があります。

だからといって、他のだれかが気にかけてくれる訳ではないのです。まわりも、お母さんは大丈夫って思っているのです。

子供が成長してある程度の年齢になると、親もそれなりの歳になるわけで。その時は、子供は親の健康の事も気にかけてくれるようになってきます。

福ちゃん位の年齢が、一番気を付けないといけない時かもしれません。今は、家庭の主婦にも「主婦健診」とか、企業が進めてくれるところもありますから、是非活用したいものです。

 

まんぷく115話あらすじ

何日もの激務がたたって、福ちゃんが倒れてしまいました

「ごめんなさい、大事な時に」福ちゃんは謝ります。鈴さんは萬平さんを責めるのでした。

そうはいっても、まんぷくラーメンの発売日は迫ってきています。「何とかする」と萬平さんは言いますが、何とかなるあてなどありません。

鈴さんは、福ちゃんの為に、立花家に行く事を決意します。「あの家は、私がいないとだめなのよ」大変なのを承知で、スープエキス作りもやろうというのです。

神部さんも「僕も会社が終わったら手伝いに行きます」と言います。タカちゃんはも、立花家が大変なのは分かっているので、理解してくれました。

鈴さんとまた一緒に暮らせると、子供たちも大喜び。福ちゃんも、母親の暖かさに笑顔になりました。

翌日から、スープエキス作りは鈴さんも担当することになりました。夕方からは神部さんもきてくれておお助かり。福ちゃんは、子供の世話と家事だけをすればいい毎日が暫く続きました。

福ちゃんは、研究所で麺を揚げている萬平さんの所に顔をだします。「私も手伝います」すっかり元気になったようです。

2人で作業しながら、みんなが助けてくれることに感謝します。

鈴さんは、まんぷくラーメンの値段を20円に設定すると聞いて「高い!」と大反対。福ちゃんは、まんぷくラーメンの良さを分かってもらえたら、きっと皆買ってくれると言いますが、買わないと良さはわかりません。

世良さんの交渉により、まんぷくラーメンの発売日が8月25日に決まりました。世良さんは、本当に20円で良いのかと萬平さんに確認します。世良さんは、50円でも売れるというのです。これには鈴さんが反応します。

「高すぎます。画期的な商品だということは、買ってもらわないとわからないのよ」鈴さんの意見も尤もです。

福ちゃんは考えます。「そしたら、試食販売したら?」

萬平さんも賛成して、まんぷくラーメンは試食販売することになりました。

あっという間に販売日の前日を迎えました。最後の箱詰めにみんなは「間に合った~」と喜びます。

その夜、萬平さんが福ちゃんに話しかけます。前に福ちゃんが、皆が手伝ってくれなかったらまんぷくラーメンは出来なかったと言ったことがありました。萬平さんは「福子が僕の奥さんじゃなかったら、まんぷくラーメンは出来なかった。僕はここまでこられなかった」萬平さんは福ちゃんに「ありがとう」と感謝するのでした。

そして、昭和33年8月25日、遂にまんぷくラーメンが世の中に登場したのです

 

感想

遂に販売が開始しました!慣れない呼び込みをする萬平さんは、初々しくて可愛いですね。

さて、まんぷくラーメンは売れるのでしょうか?

神部さんも、やっとタカちゃんのお許しが出て萬平さんを手伝えるようになりました。楽しくて仕方がないようです。

袋詰めする機械は、私もやってみたくなりました。

 

まとめ

福ちゃんが倒れたことで、家族の絆も強くなり、仕事の仕方も工夫されました。

一人が皆を思いやり、皆が一人を思いやる。本当に暖かい家族ですね。まんぷくラーメンが沢山売れて、日本中の人だけでなく、立花家のみんなにも幸せになって欲しいものです。

ただ、今まで見たこともない商品です。しかも、そんなに安いとは言えない値段設定。

果たして世間の反応は?

来週も楽しみです。

 

 

 

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