まんぷくの放送も残り2週となりました。
先日の大相撲に真一さん役の大谷亮平さんがゲストでみえてましたね。「カップヌードル」と商品名をうっかり言ってしまって、アナウンサーに「まんぷくヌードルですね?」と訂正されていました。微笑ましい場面でした。
フリーズドライに着目して、まんぷくヌードルはまた一歩完成に近づきました。今週の完成はあるのでしょうか?
まんぷく140話あらすじ
源ちゃんは、朝食のスクランブルエッグを見て、これをフリーズドライできなかと思いつきました。
早速やってみると、大成功!萬平さんに「採用だ!」と言われて、本当に嬉しそうです。
これで具材はネギと卵の二つです。萬平さんは、あと二つ三つ欲しいと言います。百円の価格に相応しく、高級感のある洋風な物。
萬平さんは、肉を思いつきます。ただし、チャーシューではありません。萬平さんは「僕が作る」と言いだして、また皆を驚かせます。
神部さんは、海老はどうかと言います。他の具材は断片ですが、海老は丸ごと使えるうえに、色も鮮やかで高級感もあります。
萬平さんは肉を、神部さんたちは海老を、それぞれ担当する事になりました。
福ちゃんは鈴さんに、レオナルドがアメリカに帰ったことを話していました。幸ちゃんが失恋したことは伏せて。
鈴さんは、幸ちゃんが以前より明るくなったことのは、レオナルドが嫌いで、別れられて良かったのだと一人で納得しています。
そこへ萬平さんが、何やら買い込んで帰ってきました。福ちゃんに「手伝ってくれ」と言います。今から、具材の肉を作るのだと言います。
鈴さんは、またもや台所を占領されることになると、猛反対しますが、萬平さんは「福子がいると仕事がはかどるんです」と言います。
福ちゃんは、手伝えることに大喜び!「さあ作りましょう!」
会社では、色んな海老を調達して、どの種類の海老がフリーズドライに適するのかを試してみることに。
一方、忠彦さんは、弟子の名木さんの扱いに手を焼いていました。名木さんは、好きな人ができたと忠彦さんに相談します。初めてのことで、どうしたら良いのか分からないと言うのです。バカバカしいとは思いながらも、突き放せばまた泣き出しそうな名木さん。なんともややこしい弟子なのでした。
源ちゃんが帰宅すると、良い匂いが。萬平さんと福ちゃんが具材を作っているのでした。炒めた肉に、擦った大豆を加えたり、色々味付けをしたり、何とも楽しそうな福ちゃんです。
福ちゃんは、萬平さんに「福子がいると仕事がはかどる」と言われたこと、そして萬平さんの手伝いが出来ることが何より嬉しくてたまらないのでした。
感想
失恋した幸ちゃんが心配でしたが、そんなに落ち込むこともなく、ひとまわり成長したのでしょうか?福ちゃんの慰めは、心強かったのでしょう。
そして鈴さんも、勘違いはあるものの、幸ちゃんの心配事が解決して一安心。鈴さんが心配する気持ちはよくわかるので、良かったよかった。知らぬが仏、ですね。
そして、まんぷくヌードルはだんだん完成へと進んでいきます。
ネギと卵。今も入っていますね。そして、肉と海老。
今週も楽しみです。
まんぷく141話あらすじ
福ちゃんと萬平さんが、自宅の台所でまんぷくヌードルの具材となるお肉を作り始めて2週間。遂にそれは完成しました。
肉といっても、大豆やら野菜のエキスが入っているので、お肉そのものではありません。早速それをフリーズドライにして、他の具材と一緒にまんぷくヌードルに入れて試食します。
お肉の旨味がスープに混ざって、美味しくなりました。しかし、萬平さんは「まだ色取りが足りない。あとは海老だな」と言います。
途端にみんなの顔が曇ります。まだフリーズドライに適した海老が見つからないのです。でも神部さんは「諦めません。必ず見つけます」と言うのでした。
福ちゃんの家には克子姉ちゃんが来ていました。福ちゃんに台所を占領されたことを愚痴る鈴さん。克子姉ちゃんは、弟子の名木さんの事を愚痴ります。名木さんは、好きな人に告白して上手くいったと言います。
しかし、彼女は克彦さんのファンだと言います。タカちゃんは、克彦さんの弟子だったら誰でもいいのでは?と言いだします。名木さん自身、少し調子に乗ってるようです。
さらに克子姉ちゃんの愚痴は続きます。神部さんや岡さんの帰りが遅いのは萬平さんのせいだと、タカちゃん・吉乃ちゃんが言っていると言うのです。萬平さんが悪者のように言われて、福ちゃんは心外です。
すると鈴さんが突然、お腹が痛い!と言って倒れてしまいました。
鈴さんはすぐに救急車で病院に運ばれました。
診察した医師は、虫垂炎の疑いだがハッキリしないと言います。鈴さんが痛がっているのが左だと言うのです。虫垂炎なら右が痛む筈なのです。
他の病気ではないのか?命に係わるものではないのか?色々質問しますが、「まだ何とも・・・」と何とも頼りない返事です。
鈴さんは、もう80歳。ちょっとしたことも心配な年齢です。克子姉ちゃんは、昔鈴さんがお腹が痛いと仮病を使った事を思い出し「今度も仮病だったらよかったのに」としんみりと言うのでした。
萬平さんは、会社に戻り、みんなに報告をします。みんなも鈴さんを心配していました。でも、鈴さんには福ちゃんが付いています。みんなは仕事に集中するように言うのでした。
神部さんは、大急百貨店のレストランで出されていた海老の料理をヒントに、新たな種類の海老を調達してきました。「プーバラン」という海老です。その海老を調理すると、何とも綺麗な赤い色になりました。これならいけるかも!みんなのテンションは上がります。
病院では、鈴さんに付き添っていた福ちゃんが疲れてうたた寝をしていました。すると咲姉ちゃんが現れます。
「大丈夫よ、お母さんはきっと直るわ」咲姉ちゃんの言葉に福ちゃんは喜びますが、咲姉ちゃんは続けて「もし直らなくても、私がいるから大丈夫」というではありませんか!「こっちの世界も楽しいんやから」そういって咲姉ちゃんは消えてしまいます。
目を覚ました福ちゃんは、縁起でもない夢に、不安になるのでした。
感想
鈴さんが大変なことになってしまいましたね。鈴さんの年齢を考えてみれば、今までが元気すぎたのかもしれません。
塩作りの時も、ダネイホン作りの時も、そしてまんぷくラーメン開発の時も、鈴さんは文句を言いながらも、福ちゃんの大きな助けになってきました。
物理的な助けだけでなく、精神的にも大きな支えだったのだと思います。
そのキャラクターは、家族だけでなく、社員たちにも慕われていました。
鈴さんの病状があまり悪くない事を祈るのみです。
それにしても、咲姉ちゃんの台詞は笑ってしまいます。福ちゃんの気持ちを考えたら冗談じゃない!と言いたい所でしょう。病名もはっきりしないときなのですから。
でも、もう亡くなってる人が言うから「直らなくても心配ない」というのは説得力がありませんか?咲姉ちゃんは、鈴さんを心配する福ちゃんの事が気がかりで、あまり心配しすぎないでと言いたかったのかもしれませんね。
まんぷく142話あらすじ
病室で、なかなか意識が戻らない鈴さんの手を握り、心配する福ちゃん。鈴さんの口癖「私は武士の娘です」と言うのを思い出して、鈴さんに語りかけます。
すると、鈴さんがやっと目を覚ましました。
何とか病状も落ち着いた鈴さんでしたが「私はもうダメ」と気弱になっています。福ちゃんは、鈴さんを元気づけようと、海老のフリーズドライが成功したことを報告します。
そうです。神部さんが見つけてきた海老は、フリーズドライにしても、綺麗な赤い色も形も保たれていたのです。
でも、鈴さんはそんなことでは元気になってはくれませんでした。
会社では、完成した具材を入れたまんぷくヌードルの試食が行われました。3分経って蓋を取ると、見た目が何とも華やかです。萬平さんも納得の見た目です。
世良さんは「見た目より味だ!」と、素直に褒めることはありません。
早速みんなで試食です。
みんなの評価は上々。具材が入ったことで、以前より美味しくなったことは間違いありません。文句を言っていた世良さんはと言えば、夢中になってヌードルを食べています。どうやら、随分気に入ったようです。
しかし、100円で売ることには反対だと、それだけは譲れないと言い切ります。萬平さんは、その話はまた次の機会にと世良さんに言うのでした。
まんぷくヌードルは、まだ完成ではないのです。カップの大きさ・形、蓋はどうするか、容器のデザインは?商品化するには、やらなけばいけない事がまだ沢山あるのでした。
鈴さんの所には、真一さんと忠彦さんがお見舞いに来てくれました。弱音を吐く鈴さんに、二人は精一杯の慰めの言葉をかけます。「お母さんがいなくなったら、この世のおわりや」
二人の優しい言葉に、笑顔を見せた鈴さんでしたが、その夜のこと。鈴さんは、咲姉ちゃん・真一さん・忠彦さんの夢を見ます。3人は、鈴さんの事はそっちのけで万博の話で盛り上がっています。鈴さんは、咲姉ちゃんが自分の事を心配してくれないと、泣き出してしまうのでした。
そんな事とは知らない福ちゃんたち。萬平さんは、カップの蓋のことで悩んでいました。密閉するのが難しいと、何かの拍子に開いてしまってはいけないと言う萬平さんに、福ちゃんは「蓋を貼り付けたら?」と言います。
福ちゃんの言葉に、萬平さんは閃きました。昔アメリカに行った飛行機の中で提供された機内食の事を思い出したのです。マカダミアナッツの容器の蓋に、萬平さんがとても感心していたことを福ちゃんも思い出します。
その時の容器を福ちゃんは、大切に取って置いていました。押入れを探すと、ありました!萬平さんは「これで行こう!」
お手柄の福ちゃん。萬平さんはまたしても福ちゃんの大切さを痛感するのでした。
感想
鈴さんの病気は何なんでしょう?何とも頼りないお医者さんです。
今だったら、セカンドオピニオンとか考えるのでしょうが。でも、虫垂炎だったら、血液検査でもわかる筈。
私自身、丁度大阪万博の頃に、虫垂炎で手術をしました。私の場合は、腹痛はなかったのですが、かかりつけの小児科の先生が私の症状をみて虫垂炎を疑って、血液検査でそれが判明しました。
時代は同じ頃なので、鈴さんの病名が分からないというのは、少し疑問に思います。
それはさておき、またしても福ちゃんのお手柄。萬平さんにとって福ちゃんは、まさに幸福の女神様ですね。
まんぷく143話あらすじ
萬平さんは、福ちゃんと一緒に鈴さんのお見舞いに。
萬平さんは、まんぷくラーメンが順調に完成に向かっていることを鈴さんに話します。鈴さんも喜んでくれると思ってのことですが、鈴さんはまんぷくヌードルなんて興味はありません。自分の病気のことを心配して欲しいのです。
萬平さんが会社へ行く為に帰った後、鈴さんは福ちゃんに夢の話をします。咲姉ちゃんたちが夢の中で、鈴さんの心配をしないで万博の話ばかりしていたと言います。その後の夢では、幸ちゃん・タカちゃん・吉乃ちゃんも鈴さんの体の心配はしてくれなかったと嘆きます。
夢の事で泣き出した鈴さんを、福ちゃんは必死に慰めるのでした。
三日後、まんぷくヌードルの容器の試作品ができました。蓋は萬平さんのアイデアです。そして、輸送の際に万が一蓋が剥がれないように、カップに透明なビニールでシュリンクパックをすることに。
まんぷくヌードルが画期的な商品であることは間違いありません。世良さんはそれは認めながらも、やはり百円は高いと言います。
萬平さんは、その話は完成してからだと言いますが、神部さんからは別の問題点を指摘します。
まんぷくヌードルの麺は、下の方の密度が粗い為に、カップの底に当たると折れてしまうのです。試食品をお湯で戻さずにひっくり返してみると、確かに底の方は割れてバラバラになっていました。
忠彦さんのアトリエでは、名木さんが「絵を見てください」と言っていました。彼女をモデルにした絵でした。忠彦さんの真似ではなく、自分の絵を描こうと心掛けたと言います。
その絵を見た忠彦さんは「出来てるよ。君の絵になってる」と褒めます。名木さんはまたしても泣き出してしまうのでした。
克子姉ちゃんたちも、名木さんが良い絵が描けた事にホットします。彼女ができたことで描けるようになった名木さん。「愛の力は偉大やわ」と言う克子姉ちゃんでしたが、忠彦さんの「僕は違うけどね」という言葉に顔色が変わります。
忠彦さんは、戦争体験や目の病気、そして秀子さんからの影響で画風が変わったのだと話します。克子姉ちゃんの顔色が変わったことには気づかずに話す忠彦さん。
タカちゃんと吉乃ちゃんがフォローしますが時既に遅し。克子姉ちゃんは怒ってしまいました。「今日は晩御飯作りませんから!」
萬平さんは、麺が折れることを福ちゃんに話していました。話を聞きながら福ちゃんは、麺を小さいカップに入れてしまいます。一生懸命取り出そうとする福ちゃんをみて、またまた萬平さんは閃きます。
麺がピッタリ入っていて取り出せないカップを切ってみると、麺はカップの途中で引っかかっていました。麺の下には隙間ができていました。
今より少しだけ大きい麺にして、カップの中間に固定するようにすれば、麺がカップの底に当たって割れることはないのです。しかも、麺を戻したとき、麺は下に膨らむので、上の見た目も良くなります。さらに、中間に麺が固定されることで、中から圧がかかり、カップが潰れるのも防ぐことができるのです。
萬平さんは、理論上の考えが出来るのかどうか、早速作るようにみんなに指示をするのでした。
鈴さんの病室には、福ちゃんと幸ちゃんがお見舞いに来ていました。もうお腹は痛くないかと聞くと「もう痛くはないけど、何か嫌あな感じはしてる」と言います。
福ちゃんは、まんぷくヌードルがまた完成に近づいたと鈴さんに話します。自分のお手柄だと言いたい福ちゃん。幸ちゃんとまんぷくヌードルの話で盛り上がっていると、鈴さんの様子が何か変です。
顔をゆがめたかと思うと、痛みで苦しみだしてしまいます。
お医者さんの話では、 腸が破れたと言うのです。緊急手術となってしまいました。
感想
萬平さんは、いつも福ちゃんとの会話の中でヒントをもらいますね。
緊張感を持って考えに没頭するよりも、リラックスしている時の方が良い考えが浮かぶのでしょうか?
確かに、考えても考えても何も思い浮かばない時は、気分転換が必要ですね。それでも何も思い浮かばないのが凡人です。
萬平さんの発想はやはり天才のレベルです。
さあ、また完成に一歩近づきました。
しかし、鈴さんが心配です。一体なんの病気なのでしょうか?
まんぷく144話あらすじ
突然苦しみ出した鈴さん。お医者さんによると、腸が破れたと言います。緊急手術をすることになりました。
鈴さんの手術は無事に終わりました。鈴さんは、虫垂炎ではなく、 大腸憩室症だったことが分りました。3週間程で退院できるといいます。
病室で目を覚ました鈴さんは、手術したことを聞いて「切腹したの!?」と言いだします。心細い鈴さんなのでした。
真一さん、忠彦さん、白薔薇のマスター、みんながそれぞれに鈴さんを心配しています。
一週間経って、鈴さんは順調に回復に向かっていました。
しかし萬平さんたちは、またまた難しい問題に直面しました。
萬平さんの考えた「麺をカップの中間に固定する」という方法は、正しかった事が証明されました。麺が割れることはなくなり、お湯で戻した時もムラなくできることがわかったのです。
しかし、問題は製造工程にありました。製造ラインに乗せた時に、安定して固定することができないのです。麺がカップに真っ直ぐに入らないし、入ったとしても固定しないと言うのです。
試しに萬平さんが、麺を上から落としてみます。確かに、真っ直ぐ入りません。これは大問題です。
営業の岡さんからは、カップのパッケージデザインを早く決めて欲しいとも言われます。真一さんは、まんぷくラーメンの時のように、忠彦さんに、デザインを依頼します。勿論、萬平さんの望みでもあります。
洋風で、新しさがあって、世界に通用する様なデザインを考えて欲しいとお願いするのでした。
萬平さんは、カップに麺が真っ直ぐ入らないことで頭が一杯です。夕食の時にも麺とカップを手放しません。テーブルの上も下も、麺のかけらで一杯です。
その夜のことでした。萬平さんは、おかしな夢をみます。体の自由が利かなくなったと思ったら、部屋がゆっくりと動き出して、上と下が逆さまになってしまいます。床が天井と入れ替わって、萬平さんは下にある天井にまっさかさま。「わあ~!」と叫んで目を覚まします。
萬平さんの叫び声で目を覚ました福ちゃんに、萬平さんが言います。「思いついた!思いついたぞ、福子」
感想
鈴さんの病気が判明して良かったですね。それにしても、あのお医者さんは、何とも頼りない。
病名が判明して、手術も成功したのですから、藪医者という訳ではなさそうです。説明の仕方が下手なんですね。聞いている患者や患者の家族が不安になるような言い方をする。
あえて、心配させないように、本当の事を隠されるよりは良いのかもしれませんが、兎に角頼りない印象です。
世良さんのように、口達者なお医者さんもどうかと思いますが、安心感はあるかもしれませんね。
萬平さんは、何を思いついたのでしょうか?部屋がカップで、萬平さんは麺?一体どうやってこの問題を解決するのでしょう。
まんぷく145話あらすじ
萬平さんは、不思議な夢をみたことで、まんぷくヌードルの問題点の解決策を思いつきました。
カップに麺を入れるとき、上から落とすから安定して入らないのです。麺の方を固定して、カップを上から落とせば良いのです。
萬平さんの発想を元にして、まんぷくヌードルの製造ラインの設計図が出来ました。麺生地を捏ねる所からシュリンク包装する所まで、かなり複雑になっています。今までとは比べ物になりません。完成は10月頃。
後はパッケージデザインですが、忠彦さんに電話をすると、今回は名木さんに任せるといいます。若い名木さんに任せたいと言う忠彦さんに、萬平さんも承諾します。
しかし克子姉ちゃんとタカちゃんは、心配します。名木さんに、そんな大事な仕事を任せて大丈夫なのかと、忠彦さんに言います。忠彦さんは、名木さんにはセンスがあると反論します。そして、まんぷくヌードルが、会社の命運をわけた商品だということを分かっているのかと聞かれ、勿論!と答えます。「だから心配なの!」克子姉ちゃんとタカちゃんは口を揃えます。
白薔薇でデザインを考えていた名木さんは、案の定悩んでいました。プレッシャーもあって、いいアイデアが出てこないのです。思いつめすぎの名木さんを見ていられないしのぶさんは、懸命に勇気づけるのでした。
その翌日、鈴さんが退院してきました。「やっと、帰って来られた」鈴さんは嬉しそうです。幸ちゃんは心配して色々声をかけます。福ちゃんもほっとした様子。そこへ、克子姉ちゃん・タカちゃん・吉乃ちゃんも来てくれます。みんな嬉しそうです。
今日ここにいない忠彦さんも、神部さんも、ダイスケくんも、みんなが鈴さんの事を気にかけていると言われ、鈴さんは嬉しくてたまらないのでした。
夕食の時、福ちゃんたちは鈴さんが元気に帰ってきたことを感謝します。鈴さんはもう80歳になるのです。鈴さんが元気なうちに、まんぷくヌードルを完成させ、世界中の人がまんぷくヌードルを食べている所を、鈴さんにみせたいと思うのでした。
まんぷくヌードルのパッケージデザインが出来上がりました。それを見て、みんな口々に感心します。とても素晴らしい出来栄えでした。みんなに褒められて、名木さんは、またしても泣き出すのでした。
それから二週間後、遂に まんぷくヌードルが完成しました。
「確かに、これは画期的な商品や」世良さんは言うものの、百円の値を付ける事には大反対という意見は曲げません。
萬平さんは、これからの日本の暮らしが変わっていくことを話します。核家族化が進むことで、まんぷくヌードルの様に簡単に食べられる商品が必要な時代がやってくると言うのです。「まんぷくヌードルは百円。この方針は変えません」
家では、鈴さんも「百円は高すぎる」と言います。福ちゃんは、そんな鈴さんに、まんぷくヌードルの素晴らしさを語ります。
「世の中の食生活をぐわっと変えてしまうかもしれない程の、画期的な商品なんです!」
そして、 遂にまんぷくヌードルが発売されました。
感想
鈴さんが無事退院できて、本当に良かったですね。
80歳と言う事ですが、今では80歳はまだまだ元気な人が沢山います。女性の平均年齢は90歳に迫る勢いです。
でも、鈴さんの時代はそうではありませんでした。私の祖父は72歳で亡くなりました。丁度、万博のあった頃です。それでも、早く亡くなった印象はありませんでした。それが普通だった時代です。
そう考えると、福ちゃんの思いは良くわかります。元気になって本当によかったですね。
そして、まんぷくヌードルの完成、おめでとう!
名木さんのデザインは素晴らしい!私たちが慣れ親しんだパーケージデザインですね。
名木さんは、ただの泣き虫の思い込み男だと思っていましたが、大変失礼致しました。こんな才能があったんですね。流石、忠彦さんの弟子ですね。
まとめ
まんぷくヌードルが、遂に完成しました。
今では普通に見慣れているカップ麺ですが、当時の反響はどうだったのか?私は当時小学生でしたが、インスタント食品とか、スナック菓子とかに全くといって良いほど縁のない家庭だったので、全然覚えていません。
初めて食べたのは、中学生の終わり頃だった気がします。
来週は、販売してから、そんな我が家のような家庭でも購入するようになるまでの軌跡が描かれるのでしょうか?
来週の放送が楽しみです。
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